アンサンブル室町による 単彩の庭 – Monochromer Garten

2024年10月25日(金)
開演 19:00 (開場 18:30)

プログラム
新作狂言 「単彩の庭」〜萩大名より〜―アンサンブル室町版-
Air song II – エアーソング II
Nox (Gold and Silver) III – ノックス(金と銀) III
Monochromer Garten X – 単彩の庭 X
Monochromer Garten XI – 単彩の庭 XI
Concerto pour Koto II – 箏コンチェルト II


作曲 岸野末利加
狂言 和泉淳子
指揮 鷹羽弘晃
芸術監督 大平健介


●出演
狂言 和泉淳子、和泉慶子、和泉和秀
指揮 鷹羽弘晃

古楽器
リコーダー 菅沼起一
バロックヴァイオリン 須賀麻里江
バロックヴァイオリン 高岸卓人
ヴィオラ・ダ・ガンバ 和田達也
バロックチェロ 山田慧
オルガン 大平健介

和楽器
横笛 澄川武史
尺八 黒田鈴尊
篳篥 三浦元則
笙 石川高
箏 日原暢子

琵琶 久保田晶子
大鼓 山口晃太朗
小鼓 小川実加子

照明 松本永(eimatsumoto Co.Ltd.)
制作協力 東京コンサーツ


●チケット  全席自由(2024年7月1日発売

前売り  一般4,500円 学生2,500円
当日  一般5,000円 学生3,000円


●プレイガイド 
カンフェティ 電話予約: 0120-240-540*通話料無料 (受付時間 平日10:00~18:00※オペレーター対応)
http://confetti-web.com/TOKYO-CONCERTS


●お問い合わせ

アンサンブル室町事務局  office@ensemblemuromachi.or.jp


●助成 ​独立行政法人 日本芸術文化振興会


公演に寄せて

2011年から書き始めている『Monochromer Garten(単彩の庭)』シリーズでは、与えられた時間の中に音素材を配置し、音楽を作り上げる作曲のプロセスを、医師や植物によって空間を構築する日本庭園の作庭として捉えています。一連の昨比員を進める中で「音」は一旦自由を得ると、それ自身の生命を育み、それ自身の原動力に従うということに気づかされました。私は作曲家として「音」から学び、「音」の流れを導き、形作っているのです。

― 岸野 末利加 ―

大名と従者の太郎冠者は、庭の美しい茶屋に連れ立って遊山に出かける。目の前に広がる想像の庭と音の織りなす庭。現実と空想、夢うつつ、影と陽、生命、祈り、宇宙。いずれも観る者に内在する歓声が紡ぎ出す世界。研ぎ澄まされる感覚と深く広がりゆく心。狂言のエネルギーは最も簡素な現実から、無限に広がる。風流を介さない大名(ひと)が屈託のないおおらかな笑いを纏う。生命力の象徴=笑い。神事に起源をもつ狂言の世界から、いまアンサンブル室町の新作狂言へ。

― 和泉 淳子 ―