フィンランド生まれ。1978年から84年まで、タンペレフィルハーモニー交響楽団の首席トランペット奏者を務めた後、84年よりフィンランド放送交響楽団のソロ・トランペット奏者として活動。2019年からはフィンランド放送交響楽団の首席トランペット奏者として活躍している。
これまでにブラスタイムクインテットやプロトヴェントゥスアンサンブルなど数多くのブラスアンサンブルや室内アンサンブルと共演。87年にプラハの春国際コンクールにおいて2位、90年には国際トランペットギルド主催によるエルスワース・スミス国際トランペットコンクールにおいて1位、その他にも多くの国際コンクールにて受賞し、その名を世界に広める。
89年フィンランドで最も重要な金管楽器フェスティバル「リエクサ・ブラスウィーク」にてブラスプレイヤーオブザイヤー賞を受賞。国際的なソロ活動は、北欧やその他のヨーロッパの国だけでなく、ロシア、韓国、日本、アメリカなどにも及び、ARDミュンヘン国際コンクールやプラハの春国際コンクール等にて審査員として招待される。
94年ソプラノ歌手のキリ・テ・カナワと共演したイギリスでのコンサートでは、その録音を高く評価される。さらに95年モスクワでは、ロディオン・シチェドリンのトランペットコンチェルトを初演、成功を収め、プロフェッショナルミュージックプレス誌は「世界的なエリートクラスのソリスト」として賞賛した。
35枚を超えるソロのCDを録音しており、標準的なレパートリーに加えて、トランペットの最も難しい楽曲とされる、ツィメルマン、グリュナー、長生淳、シェドリンなどの作品の録音でも高い評価を得ている。
2012~2020年、洗足学園大学の客員教授を務めた。現在、フィンランド国内外で数多くのマスタークラスを開催している。
(2024年3月現在)